SSブログ

洗濯機の修理 ナショナル(パナソニック)NA-VR1100 乾かない [雑記]

2007年に買ったパナソニック(当時はナショナルブランド)の洗濯機NA-VR1100の調子が
悪くなってしまいました。乾燥機能に問題があり、乾燥終了までの時間表示が減らずに乾燥
が終わらないのです。

インターネットで「機種名 乾かない」などで検索すると、沢山出てきました。1年半~4年
くらいで同じような症状になったという情報がいろいろありました。この洗濯機の乾燥機能は、
ヒートポンプを使う方式です。ヒートポンプ式は空気を循環させるため、洗濯のほこりなどが
空気の循環路や、ヒートポンプのフィン等に溜まって乾燥機能が大幅に低下してしまう場合
があるようです。

ヒートポンプのフィンや、空気の通路などの清掃をすれば、直るということが分かりました。
インターネットで、さらに「機種名 分解」と検索してみたところ、自分で修理した例をみつけ
ました。メーカーに修理に出す前に自分でトライしてみることにしました。

参考にさせてもらったのは↓
http://blogs.yahoo.co.jp/borderyu/folder/1127261.html

分解方法は、インターネットからの情報でだいたい分かったのですが、一番大変だったのは
洗濯機を置いてある場所から移動させることでした。洗濯機の置いてある、トレー(パレット?)
から出さなくてはなりません。トレーには段があり、洗濯機の重さは約80kgもあるのです。
気合を入れて?どうにか引きずり出しました。

洗濯機を移動させるのが大変

DSC00550.jpg

向かって左側に設置してあった洗濯機を移動したところです。こんな狭いところで良く引き出せた
ものです。。。洗濯機の裏は、薄い板金のカバーがしてあります。

ヒートポンプユニットの点検

インターネットの情報から、ヒートポンプ内に汚れがたまって除湿機能が低下している可能性
があると思い、まずはヒートポンプユニットの点検をすることにしました。

DSC00552.jpg

ヒートポンプユニットを外したところです。左側のパイプが吸入側(湿った空気が入る)、
右側のパイプが排出側(乾いた空気が出る)。白い袋状の物は、ケーブルのコネクタを
水から守るための物で、コネクタを包むようになっていました。
ヒートポンプユニットの内部↓です。思ったより汚れていませんでした。

DSC00554.jpg

ヒートポンプユニットの中は、エアコンのような構造になっています。左の黒い円筒形の物が
コンプレッサー、右側に細かいフィンが沢山付いた放熱器があります。手前の放熱器はクール
側(除湿します)、向こう側はホット側(空気が温められます)。

ここが原因の例では、フィンに沢山のホコリが溜まったいたのですが、残念ながら思ったより
汚れていませんでした。一応、清掃して元に戻すことにしました。

全てを元に戻して、洗濯機をまた気合を入れて元あった位置に戻しました。電気を入れて洗濯
したみたところ、はやり直っていませんでした。諦めてメーカーに依頼しようと思ったら、、、、
1つ部品を取り付けるのを忘れているのに気が付きました。先ほどのヒートポンプユニットの
下に排水用のフィルタが付いていたのですが、それを取り付けるのを忘れてしまったのです。
「もう一度やらなくては。。。」
もう一度洗濯機を動かす気力が残っていなかったので、その日は止めて、次の日にやることに
しました。

そして、次の日。。。

DSC00556.jpg

また分解するなら、別の部分を点検してみようと思い、またまたインターネットで検索。洗濯
ドラム部分からヒートポンプユニットへ湿った空気を送る部分にゴミが溜まる場合もあるらしい。
分解した洗濯機を上から撮ったところです。洗濯ドラムのカバーが見えています。丸い穴は、
ここから湿った空気が出るところで、ヒートポンプの吸入側のパイプが繋がるところです。
何やら詰まっています。手を入れて取り出してみると、出てくる出てくる、綿ゴミのような物が
沢山詰まっています。手を入れて届く範囲のゴミを取り出しました。完全に取り除くには、
ドラムのカバーを外さないとできないようでしたので、今回は諦めました。出てきたゴミの量が
ものすごかったので、十分直る可能性があると判断して、元に戻すことにしました。

付け忘れた部品も取り付けて、洗濯機を元の位置に戻して、洗濯してみると、直りました!
乾燥がほぼ予定時間通りに終了するようになりました!

DSC00558.jpg

こんなに↑詰まっていました。湿った空気がこれに邪魔されてヒートポンプまで届かなかったよう
です。空気の逃げ場がなくて、空気が排水パイプからボコボコと出ていた症状もなくなりました。
全てはこれが原因だったようです。

洗濯ドラムから空気を吸い出すとゴミも一緒に出てきます。それらのゴミを取り除くための
フィルタがあり、洗濯するたびにフィルタを掃除するように説明書に書かれています。
しかし、このゴミは、そのフィルタの手前でドラムカバーの中に引っかかるように溜まって
いました。ドラムカバーの構造に問題があるのかもしれません。

説明図.jpg

(注)
・分解は危険が伴います。また、分解したことによってメーカーの保証が受けられなくなる場合
 があります。分解を勧めるものではありません。
・重い洗濯機を無理に移動させようとすると、ケガをする場合があります。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。